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今月の予定(令和6年4月)

月 日 お知らせ
4月1日(月) 5月分健診、予防接種の予約受付開始
(4月1日〜5月30日までの予約受け付け可能です。)
 ◎予約は診察時間内に電話でお願いいたします。

*金曜日  4月5日(第一金曜日)     ・・・ 9:00 〜 12:00 一般外来
                     午 後        休 診
 4月12日、19日、26日   ・・・ 定期休診日
◎お知らせ
*4月、5月はカレンダー通りの休診になります。(4月29日、5月3,4,6日)
*午後は予防接種だけになります。
 午後の一般診察はお休みになります。


◎診察予約
@インターネット予約
午前診察の予約受付・・・AM6:00〜AM11:30(月、火、水、木、第一金、土)
            水曜日のみAM6:00〜12:00
午後の予約はお休みです。 ●ネット予約は・・・
・ホームページからネット予約受付→「ネット受付」の午前(午後)の受付をする→姓名、生年月日、診察券番号、電話番号などを入力して受付→完了
(赤文字で受け付け番号が表示されますので忘れないようにメモしておいてください。)
●診察の進み具合を知りたい時
「ネット受け付け」画面の受け付け状況(午前、午後)の「診察済番号」に診察が終わった方の番号が表示されますので、ご自分の番号に近くなったら来院して下さい。
●午後の診察開始時間を知りたい時
ネット受け付け画面、「受け付け状況」の「午後診療開始予定」に表示されていますので、開始予定時間と予約番号を参考に来院されるようにお願い致します。
・予約番号を忘れたり、予約時間がわからない方は電話でお問い合わせ下さい。
 診察キャンセルの方もお手数でも電話連絡をお願い致します。
 
A電話予約
午前診察の予約受付・・・AM 9:00〜AM12:00
午後診察の予約受付・・・お休みです

B窓口での直接受け付け
受付時間は電話予約と同時間内です。
*インターネット予約は人数制限がありますので、受け付け停止になった場合は電話での予約をお願い致します。

診察室だより

★ 予防接種状況
4月から3種類の予防接種が変わります。
@生後2ヶ月からの乳幼児に使用するワクチンは『五種混合ワクチン』を基本とすることになりました。
今までの四種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)の四種混合にヒブワクチンが一緒になったワクチンです。
接種間隔などは現行の四種混合とほぼ同様になります。
◎接種間隔
1〜3回目:20日以上の間隔をあけて3回
4回目  :3回目接種終了後6ヶ月以上の間隔をあけて1回
(生後2ヵ月から7才6ヶ月未満の人が対象です。)
4月1日以降に初回接種を開始する人は五種混合ワクチンを接種します。

A おたふくかぜワクチンの補助
宇都宮市に住民票がある1歳児、5歳以上7才未満で小学校入学前年度の年齢の該当者。(年長児相当)
補助金額は3,000円。

B 小児用肺炎球菌のワクチンが13価から15価に変わります。
以上が4月から変わります。

★ 感染症の推移
3月の感染症はB型インフルエンザが多く、そのすき間をねらうようにコロナ感染症が少しずつ出ていました。
子どもの周りに成人のコロナ陽性者がいるとの検査希望も少なくないことから、成人間での感染が多いのかもしれません。
症状は軽く治癒する子どもが多かったのが救いでした。
マイコプラズマ感染症もみられましたが、喉頭炎(クループ)で咳やのどの痛みを訴える子どもがより多くみられました。
寒さが戻って一日の気温差が大きくなった日が続いたことが原因だと思います。
喉頭炎(クループ)は乳幼児に多く、この年齢では器官が細く気道が狭いため腫れやすくなります。
そのため呼吸困難になることもあります。
のどの腫れがひどい時には、吸入したり、とんぷく薬を使っていただく事で乗り切ることができたようですが、夕方から夜にかけて急激な腫れによって呼吸困難が引き起こされることがあるので注意が必要です。
症状は犬の遠吠えのような咳、声がかすれたり、出なくなったりします。
のどの腫れがもっと強くなると、息を吸うときに苦しがります。
軽い胃腸炎症状も同様に見られました。
★ 麻しん(はしか)のワクチン接種を忘れずに!
今年になって麻しん(はしか)の感染例が奈良、大阪、東京で次々と報告されています。
昨年の世界での感染者は前年の1,8倍、特にヨーロッパ(ロシア、中央アジアを含む)では前年の60倍にもあがっています。
海外から持ち込まれる可能性がかなり高くなっています。
麻しん(はしか)は感染力が非常に強く、空気感染します。
一人の感染者が免疫を持っていない何人に感染を広げるかという基本再生産数を比べると、インフルエンザ1〜2、新型コロナ2〜3に対してはしかは12以上と強い感染力を持っていることがわかります。
麻しん(はしか)のウイルスに効く薬は現在のところありません。
はしかの免疫を持つ人の血液中の抗体を注射するガンマグロブリンを使うことがあるくらいです。
はしかの感染を予防するためにはワクチンを接種して免疫を獲得する必要があります。
子どもが1歳の時と年長児に行うMRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)の接種が決められていますが、年長児の2期接種の接種率がコロナ禍の2022年にはかなり低くなっています。
ワクチンの抗体価が低くなっている可能性があります。
母子手帳で確認してください。
*MRワクチンは出生数を中心に生産が決められています。
定期接種以外で心配な方は抗体検査を受けて抗体の有無を調べてから自己負担で接種できます。


*はしかの症状
10日ほどの潜伏期間後、発熱や咳、鼻水などカゼのような症状が現れ、数日でいったん熱は下がりますが、まもなく高熱が出てその後全身に赤い発疹が現れます。
肺炎や中耳炎などの合併症を起こしやすく、1,000人に1人は脳炎を起こしたり亡くなったりします。
また麻しんウイルスは脳内に潜伏することがあり、症状が治まってから何年か(数年)経過してから突然、運動障害等を生じ、次第に意識障害も進行し、やがて植物状態になる亜急性硬化性全脳炎という合併症もあります。