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児童・思春期外来

* 現在、思春期外来はお休みしています。

児童・思春期外来は、子供のメンタルヘルス(心の健康)についての相談(心身症と不登校に関するものが中心です。)を受け付けています。
毎週水曜日午後予約制で、診療時間は、原則として初診時1時間、再診時30分で、保険診療です。
対象者は、義務教育年齢(中学生まで)です。
一般外来の他に、児童・思春期外来を始めた理由は、小児科を受診する子供のなかに、心身症や不登校のケースが増加しつつあり、一般外来での対応が難しいからです。
(相談に時間がかかり、またプライバシーを守ることも大切です。)
当医院の児童・思春期外来の経験では、1年間に初診者数90名前後で、頻度としては不登校が約半数を占め、心身症、その他と続きます。
平成9年度の初診者は、105名(男子51名 女子54名)で、頻度順に不登校(44)、チック(10)、神経性頻尿(5)、摂食障害(4)、夜驚症(4)、いじめによる情緒不安定(4)、過敏性腸症候群(3)、起立性調節障害(3)、夜尿症(3)等でした。
年齢では、加齢に比例して増加し、中学生、小学校高学年の順に多く、また性差では思春期では女子が多く、小学校高学年では男子が多い傾向が見られました。
1年間の推移は、5・6・7月と9・10・11月に多く学校生活(学校ストレス)との関係が考えられます。(不登校が全体の42%)
心身症や不登校の場合、診察室での医療行為のみでは不十分で、家族や教師との関わりのなかではじめて回復への道を模索していくことが可能となることが多いように考えます。
家族面接や担当教師との面接(もちろん家族の許可を得て)もたいへん重要です。
また、子供のもつ背景は一人一人異なり、他機関や既存の社会資源を活用する必要性が出てきます。
そういう場合は他機関との連携が重要となります。
小児科で対応困難なケースの場合、他機関を紹介しています。

不登校児(登校拒否)の親の会

当医院では、不登校児の親の会を始めて10年目(済生会宇都宮病院で始めて15年目)になります。
会員の自主性と相互交流を大切にして例会を続け、2年前からは会員が中心になって運営する自助グループ(自主グループ)に成長しています。
「自分と同じ悩みを抱えた他人を援助することにより、自分の回復をはかる」という原則が根付きつつあります。
会員制で、1期を6ヶ月、会費(1期1,000円)、外来通院以外の家族の参加も認めています。
会員家族は、平均15家族、例会の出席者は平均10名前後で、ほとんどの方が母親です。
親の会(ひまわりの会)は原則として毎月2回(水曜日)例会を開いています。
だいたい第1週(自由な話し合い)、第3週(お茶飲み会)です。
場所は当医院の待合室で、時間は午後1時から午後3時までです。
希望者は、試しに1回参加されて、続けたい方は会員になられるとよろしいでしょう。

家族会・交流会

家族会 15年目の2001年9月で家族会は終わりました。
長い間ありがとうございました。
会員の皆様のご協力を感謝いたします。
交流会 当医院での会は、終了いたしました。
親の会で、不定期に開催します。
問い合わせは当医院まで。